The Golden Circle

こんにちは

神奈川大学合気道部3年の林です。

 

そろそろ第51代幹部の交代の時期が刻一刻と迫ってきています。

2月の春合宿を最期に後輩たちにバトンパスをするわけですが、長いようでアッと言う間の幹部でした。

僕は2年生から主務という重役を任されてきたわけで、他人より比較的長い幹部生活を送らせて頂きました。

2年間という長い期間の中で、抱き続けてきたある種の野望・・・・・

『チームの確立』

 

どれほどの方々が見ていてくれたかは定かではありませんが、

今まで欠かさず書いてきた僕のブログ記事の中で初めて出てきた言葉だと思った方がいるかもしれません。

それはまぁ当然のことで、初めてここで公言しました。

 

と言うのも、最近になって、自分がやってきたこと・これからやろうとしていることは何のためにと考えるとこういうことになってしまうのです。

もう一度言います。『チームの確立』です。

 

次に、それを実現するために僕自身が用いてきた手段はズバリ『教育と指導』です。

厳密な、辞書的な意味で言えば類義語関係にあるこの言葉ですが、

「教育」は本質・意義。物事の根本のことで正に人を、後輩を育てるということ。

「指導」は方法・工夫。物事の枝葉となる部分について助言するということ。

僕はそんな風にこの二つを意味づけ、行ってきました。

 

そして、結果として生み出されたモノ・・・

それは『部活道』という理念であったり、『ブログ』であったり・・・

一時期は『事故報告書』なるものを実践していましたが、あれは失敗でした。

とにかく、それらが『チームの確立』を具体化していった産物です。

実に少ない結果です。もっと何かできたのではないかと昔に思いを馳せています。

 

 

知っている方は多いかも知れません。

この三段構造・・・

ゴールデンサークルと言います。

WHYHOWWHATの流れで構築される成功モデルと言われています。

図形で表現するとお分かり頂けると思いますが、三層構造の円の中から外に向かってアプローチされています。

 

WHY:「目的」は何か。すべてはここからスタートです。あらゆる行動に期待される成果。「何のために」「なぜ」といった部分です。

HOWWHYを実現するために「どのような」工夫をしていくか。このあたりで具体化がなされる段階です。

WHAT:最終的な「何」という段階。ひたすらWHYを追求した結果として生み出された具体的なカタチです。

 

有名どころでは、あのアップルの革新的なアイデアはこのゴールデンサークルが用いられているそうです。

また、人の興味関心を引くようなCMもこれを意識して作られていると言います。

ぜひ意識してCMを視聴してみてください。

そこには人を説得し、魅力的であるような工夫がそこにあるはずです。

 

 

僕は、幹部に就任したとき。いや・・・今思えば、何か自分の成長・気づきを求めてこの合気道部に入部したのだろうと思います。

もちろん合気道そのものをやりたくて、

今では合気道が楽しくて僕の学生生活の大事な一部分となっていることには違いありません。

しかし、それと同じくらい集団で考え、行動し、成果を追求することも楽しいことです。

僕がここに来た理由。

運命というものがあるのだとすれば、出会うべきはこの武道で、

なすべきことは“運営”という立場で合気道部に“貢献”することなのだと・・・

 

先ほど『チームの確立』ということを言いましたが、それは合気道部がもろいチームだという意味ではなく、

チームないし組織には終わりがないということです。

成長しよう気づこうという気持ちを放棄し、考えることを放棄してしまえば、下地がどんなにできていても一瞬でダメになってしまいます。

 

そのために僕は何冊かの本俗にいうビジネス書(この呼び名は嫌いですが)を読みました。

そこから得たものを実践してみました。

“貢献”のために・・・

そして、これから残された幹部の時間で、幹部として最期の“貢献”に取り掛かるしだいです・・・・・・・・・

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コメント: 3
  • #1

    アイキ健芯クラブ高橋 諒 (火曜日, 22 1月 2013 21:55)

    林くん

    幹部も2月で終わりですね
    神大合気道部始まって以来最大の危機的状況の中、丸尾くんと二人よく頑張ってくれたと思っています

    林くんは、いろいろな事を勉強して、発信して、部活道に実践してくれたと思ってます
    幹部は1年(林くんは2年だったけど)という短いスパンなので、ある伝統を継続させるには時間が足りません

    もし、林くんがこの合気道部をどういう方向性に導きたいというビジョンがあるのなら、4年生として、OBとしてずっと関わってもらいたいと思います

    ただ、理屈だけは駄目だよ、あくまで合気道の稽古が大前提だと思います
    稽古がなければ、単なる仲良しサークルだからね

    今後の林くんに期待しています
    お手並み拝見かな?

    ところで、私もブログを始めました
    よかったら見て下さい

    『親子で合気道ならアイキ健芯クラブ』
    http://ameblo.jp/ikumen315/

    アイキ健芯クラブ 高橋 諒

  • #2

    (火曜日, 22 1月 2013 22:29)

    いつか言われてしまうのではないかと思っていました。
    “理屈”だけ…
    確かに自分で考えながらまずい事だと思います。
    生意気ながら僕は始めはガチガチの理屈野郎でしたΣ(゚д゚lll)

    でも、それは虚栄の威厳を作るだけで対象はいつも“人”が集まる合気道部なのだと気付きました。

    現一年生の話なのですが、
    自分の上達が目に見えないとの事で運動神経が悪いからいつまでも下手なままなのではないかと悩んでいた子がいました。
    僕はその子にこう言いました。
    「武道はスポーツじゃないから運動神経は関係ないと思う。確かにスポーツならば運動神経は良いに越したことはない。だけど武道は運動神経でどうこうというより心で向き合うものだと思ってるから。」
    要は気の持ち様で技術は後から必ずついてくるから大丈夫だよと言う意味なのですが、自分でも驚きました。珍しく理屈っぽくないことを言った気がするとf^_^;

    だから今では心で向き合う合気道ありきの合気道部。理屈は飽くまで手段だと思うようになりました。

    と言ったところでまた理屈っぽくなりました。
    僕も今後の僕自身に期待したいと思います。


    ブログ、Facebookから跳んで拝見しております。
    神奈川大学入学までの経緯は初耳でした。
    また購読させて頂きます。


  • #3

    アイキ健芯クラブ高橋 諒 (水曜日, 23 1月 2013 18:56)

    林くん

    流石、林君、期待してますよ!

    さて、今の学生とは大学に出向かないと一緒に稽古出来ないので、その進歩具合は把握しかねるけど、云いたいことは唯ひとつ!いろいろな有段者と稽古をして、その技を盗んでほしい♪

    上手くなったか否かは、自分ではなく、むしろ他人に評価してもらった方がいいかと思います。
    自分では、単に卑下するか自己満足に終わることも多いでしょう

    もう一度云いましょう、林くん、期待してますよ♪

    高橋 諒